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プラス思考

プラス思考とは、

積極的思考のことで、強気、前向き、積極的に考えることです。

プラス思考(言動、行動)は周りに伝染し、影響を与えます。それは、良い影響もそうでないことも。

​プラス思考の4つのタイプ

マイナス思考型

結果、評価、比較を重視している傾向が強い為、ミス、失敗を外的なもの・自分以外のもの(人、環境、天候、道具)のせいにする。

あくまで自分は悪くないんだという考え方を強く持つ。

目指すものを、成長・進化・グレードアップへと移行していくことが必要。

​自我目標から課題目標へ!

お化け型

何も考えていない。プラスでもマイナスでもない。そもそもの土俵に立っていないので興味や関心、モチベーションなどをきっかけにアプローチしていくこと。

天秤型

自分を貫く為、負けん気が強く有名な選手に多い。

自分の夢や目標に対して頑張ろうというプラス思考を持っている反面、まだ結果評価比較を気にしています。

甘えているケースや、外的刺激と内的刺激のモチベーションの両方があり、自我目標と課題目標を持っている。

自分の考えを強く持つので、指導者と対立するケースがあ流ので、共感して受け止めてあげることが大事。

結果ではなく、成長・進化・グレードアップを目指すと急成長します。

​相手を敵視してしまいやすく、パフォーマンスの波が激しい。

プロ選手の若い頃は、天秤型も多く、熟練するにつれて、プラス型になる。

プラス思考型

心の窓が常に開いてる状況で、全てがアドバイスに聞こえる。

うまくなりたい、成長したという気持ちが純粋にある。

競技や成長に興味を持たせて、課題目標の工場から、自ずと勝利への意欲が高まっていきます。

ポジティブリフレイミング

プラス思考になる為に

①最終目標(願望)をイメージすること。

②自分がコントロールできる事だけに集中すること。

③自分らしく行動に移せることから始める。

④トレーニングだということ意識する。成長思考を持つ

⑤自己分析する力を高める。

⑥周りに良い影響を与えたいと思うこと。

矢印を自分に向ける

ポジティブな選手は、常に自分に意識が向いています。

逆に、ネガティブな選手は外的要因(自分ではコントロールできないところ)に目を向けてしまいがちです。

雨が降っていたら、怪我をした、プレーがうまくいかない。

そういったときに、心の声や気持ちはどうだろう。

受け入れる力

例えば、怪我をしたときにどう感じ、どう反応しますか?→どういう風に今目の前に起こっている出来事を受け入れますか?ということと同じで

なんで怪我をしたんだろう、レギュラーを取られる、体力や感覚が落ちてしまう、と思考を巡らせることで自分にとってプラスになることは何一つありません。

​怪我をしたことをあからさまにプラスに持って行こうと、無理矢理にプラスに変えて神様は休め言っているんだ、少し休もう!休みが欲しかったんだ!と楽天的に考えることも無理があります。

なぜ自分が怪我をしたのか、悔しい気持ちややりたい気持ちを自分でコントロールして今の状況を受け入れて何ができるか、次のステップに向けて自分が何をするべきかを考えることに意味があります。

怪我をしたサッカー選手が、「怪我の間に普段トレーニングできないことに着手してレベルアップして帰ってきます。」という言葉をよく耳にしますが。この言葉の裏側には、焦りや悔しさ、落ち込むといった気持ちを受け入れて前に進むといった気持ちが必ずあります。

決して、ポジティブ思考だからと簡単に受け入れられるものでもないはずです。

 

ネガティブな要素に目を向けるのは、簡単です。

誰でも、自分の思うように物事が進まなかったら、良い気分にはならないのが当たり前。

​だけども、そこからマイナスのことを受け入れて前に進もうとするからこそ力が生まれる。

変えられるものと変えられないもの

そこで一つ大事なことは、変えられるものと変えられないものがあるということ。

味方のプレーは、自分が変えられるでしょうか。相手のDFを動かせますか?

変えられるのは、自分のプレーだけです。

自分の行動と言葉と思考だけです。

​自分のミスを誰かのせいにしてしまえばせっかくの自分の成長の機会を放棄してしまうのと同じです。

動けよ!こっちにパス出せよ!と言うことで自分にも周りにもプラスの影響がありますか?

自分のミスを認め味方に自分はここにパスを出したいイメージを持っているからこういう風に動いてくれと伝えること

自分がもっとわかりやすくパスを要求すること、良いサポートができたらパスを繋げたかもしれないと考えること。

サッカーは答えはありません。サッカーは個人競技ではありません。いろんな考えがあるからこそ、チームとして同じ方向を進むために共にお互いに寄り添い共通意識をチームで持つことが大事です。

自分の思う通りにいかないことがたくさんあるので、自分のミスを自分の成長に繋げながらも味方や周りに相手の立場も考えて自分の意見を伝えてみよう。

どれだけ今に集中し、楽しめることができるか。

女子レスリング世界大会16連覇を記録した吉田沙保里選手の強さの一つとして、常に安定したパフォーマンスを出せる“フロー”の心がなければ、このような結果は出せません。

世界選手権で残り3秒で逆転勝ちをした試合。

松岡修造さんが『ああいうとき、焦ったりしないんですか?』と聞いたら、

吉田選手は逆に『みんな焦るんですか?』と聞き返してきて、

吉田選手は、

『ただ一生懸命にやっていればいつも一緒で、それが楽しいんじゃないですか』

『今に生きるということだけを意識していればそれでいい』

『すべきことにだけ全力を注ぐしかないです』と

世界一を決める大会でこのマインドで試合に臨んでいる選手がどのくらいいますか?

普段のトレーニングや試合でもどうですか?

“今なぜこの瞬間にサッカーをやるのか”という心エネルギーが、自分の内にあるかどうか。

子どもの頃に、ただ一生懸命にやったら楽しいとか、ただ今を生きることに喜びがあるとか、サッカーをやるのが好きだからこの瞬間に全力でプレーしているとか、もっと心がフローの状態になれるように作り出すこと、作り出してあげることが大事です。

例えば、残り5分1−0勝ちの状況で結果を意識しすぎるとミスを恐れて消極的なプレーが増えてロスタイムに逆転されるということがよくあり、こういったメンタル状況であることがとても多いです。

サッカーは、試合や大会が大きくなればなるほどメンタルが大きくプレーに影響します。

それは、プレー以外の勝ちの対する意識の部分が大きくなり、勝手に勝敗に対する「意味付け」をしてしまうからです。

勝ったらどう、負けたらどうというプレッシャーを自ら作り出して、意識を先に向けてしまうからです。

ヨーロッパのトップクラブは20-0以上の点差で勝つことがありますが日本ではそういった点差はほとんどありません。

それは点差が開いたときに勝ちが確定し相手に合わせてしまうからではないでしょうか。

もちろん実力の差があるのはもちろんですが、それだけではない気もします。

どんな状況でも今に100%集中してフローの状態を作れるからこそ世界のトップクラブの選手としているのです。

もちろん勝つためにやるんだけど、勝つことだけにこだわらなくとも素晴らしいことが得られるということを学ぶべきです。

今後、将来一流のアスリートになるためには、そこには、勝ち負けを超えた本当の楽しさを知っている、つまり自分のあるべき心を自分で作れることを身に付けることが必要です。

それができる選手が一流のアスリートで、その部分を一番学ばなくてはいけないのがこのジュニア・ジュニアユース期なんです。

​大人になると自然と意味付けを行って行動することが大きくなり、単純にフローの状態を作り出すことが難しいからです。

 

​だからこそ子どもの指導の中で、何を動機づけにするのか。

親のサポート

親の声がけ

子どもたちはみんな向上心を持ち上手くなりたいという気持ちを持って取り組んでいます。自分がミスしようとしてミスしているわけではありません。
​サッカーはとても難しいスポーツで、一つのプレーにしても自分だけでなくいろんな要素が重なってプレーをしているということを理解してあげることが大切です。
みんなは勝ったからがんばる、他人に褒められたからがんばる、お母さんが見に来てるからがんばる、怒られるからがんばる、そういうものは環境や出来事のような外発的な動機で、本来のあるべき姿ではなく、モチベーションの質が低い選手です。

そうではなく、自分の心は自分で作る。

内発的な動機で、一生懸命やることが楽しいんだ、集中することが本当のやりがいなんだ、成長することが喜びなんだと、内なるエネルギーの源泉を育んでいくような声掛けを、いかに子どもの頃に体験しているかどうか、させてあげれるかどうか。

だからこそ、親の関わりや声がけがとても大事で

自分の心は自分で作れるように、不必要な意味付けや価値観を与えてしまうこと、結果に対してのみを褒めることで子供達はどんどん意味付けを意識してしまいフローの状態(伸び伸び、イキイキしたプレー)ができなくなってしまいます。

それが、本当に将来伸びる選手を作れるかどうかだと思います。

​①褒める

褒めるときは、偶発性の高い結果や外部要因ではなく、内なるエネルギーを誘発する言葉、良い表情・楽しそうにやっているね等、態度(前向きな姿勢)、思考(ポジティブ思考)を褒めてフロー化を起こすような声がけを。

②叱る

叱るときは、理由の意味付けをして、いつ、なぜ、どういったときに何を、といった認知的に納得するように叱ること。

​ポジティブリフレイミング

7th SESSION

​試合中の心の声は、どうなっているか考えてみよう。

ポジティブリフレイミングとは、マイナス要因を自分の中にしっかりと受け止めてプラスへと変換すること。

POSITIVE CHECK SHEET
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